@drewterry・Workcircle創業者
こんにちは!WorkCircle創業者のドリューです。 この記事は資金調達のアナウンス直後に公開予定でしたが時間が取れず公開が遅れてしまいました。お蔵入りするよりは公開したかったので公開します!(資金調達のアナウンスはこちら) 資金調達はワクワクするイベントですが、それがゴールではありません。今回はWorkCircleの創業ストーリー、ここからどこへ向かっていくのか、どんな社会を目指すのか、そしてどうやってその実現をしていくのかについて少し語ります。
証明済みの会社員が匿名で本音を語れるプラットフォームです。
全てのユーザーに会社のメールアドレスでドメイン証明を行っています。所属企業を証明することでどこのだれと話しているのか、情報を信用できる仕組みを取っています。
さらには投稿時の匿名性を担保しています。コンテキストに必要な情報のみを公開することでプラバイシーを担保しています。自分の業界、会社名、職業、ユーザーIDがこの例に挙げられます。これらを全て匿名化することも可能です。
WorkCircleに参加するとパブリックチャットグループとプライベートチャットグループ(WorkCircleではチャットグループの事をサークルと呼びます)にアクセスができるようになります。
企業のプライベートサークルには同じ所属企業の社員のみが参加することが出来るので匿名で同僚と会話することが出来ます。
パブリックサークルには全てのユーザーが参加することができ、業界を横断して様々なトピックについて議論することができます。ユーザー同士でプライベートDMを送ることも可能です。
合わせて証明済みの給与データベースも存在しています。全ての給与データがドキュメントの提出により保証されている点が特徴的です。
現状では数千人のテック業界や外資企業で働く社員にWorkCircleをご利用いただいており、本音でキャリアや日本の労働事情についてが会話されています。予想は着くと思いますが年収や転職、キャリア相談が特に人気です。ただそれ以外にも日本でのレイオフ事情や資産運用・投資、子育てや恋愛についてのトピックもあります。これが私がWorkCircleが提供する魅力だと感じています。WorkCircleはコミュニティの存在によって成り立つサービスであり、このコミュニティがWorkCircleが提供する最大の価値だと思います。
私は9年程前に来日し、マーケティング系のスタートアップでソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタートしました。自分の内定が適切なオファーなのか全く分かりませんでした。結果として知り合いに相談することにしました。
そこからしばらくしてレイオフされました。また転職活動をしてオファーをもらいましたが最初と同じ課題に戻りました。
この経験からOpenSalaryというクラウドソース型の給与データベースを立ち上げ、日本のエンジニアの給与を集めることにしました。多くのユーザーから役に立ったとフィードバックをもらい、人助けを出来ることに幸せを感じました。
仕事とキャリアを考える上で給与はとても大切ですが、同時に給与だけで語れるものでもないと考えています。なのでより大きなプロジェクトを考えるようになりました。情報格差をコミュニティを通じて埋めることはとても魅力だと感じたのですが、あまりにも情報量が多岐に渡りすぎていました。
この時に大企業で働く私の知り合いのYurieに相談しました。Yurieの働く会社では匿名でチーム移動やアドバイスを求めることが出来る匿名Slackチャンネルがありました。このチャンネルは残念ながら人事部門により削除されることになり、ここからWorkCircleのコンセプトが生まれました。
私たちが作りたかったのはコミュニティを通じて必要な情報を共有し、その情報にアクセスすることで最善なキャリア選択の出来るプラットフォームです。法人として独立していることである日突然シャットダウンされる心配のないものです。
私たちの目指す世界はとても挑戦的でその道のりは険しく、困難なものになるでしょう。その途中何回も失敗やミスをおかすでしょう。一つだけ約束出来ることはWorkCircleに関わる全ての人たちは全力でコミュニティをサポートするために取り組んでいますし、その過程を楽しみたいと思っています。この資金調達はこの長い旅の始まりであり、是非ユーザーのみなさまにも一緒に歩んでいただけると幸いです!
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OpenSalary